【経験談】アトピーの治し方&悪化を防ぐオススメの工夫紹介

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※はじめにお伝えしますが、僕は専門家でも医療業界の者でもありません。アトピー患者の1人です。この記事はそんな僕個人の見解による内容ですので、1つのサンプルとして参考程度に読んでいただけたらと思います。

 

この記事を目にしているということは、あなたはアトピーについてなんらかの悩みを抱えているのだと思います。

「見た目が悪いから人に会いたくない。自身が持てない。」

「痒くて集中できない。」

「周りの人(家族や友人など)がアトピーで辛そう。」

そして「どうにか治したい!」と思ってこの記事に辿りついたはずです。

 

同じような経験をしてきた僕は、あなたの辛さや苦しさは痛いほどよく分かりますし、懸命に奮闘しているあなたのことを尊敬します。

辛い現実から目を背けずに立ち向かうことが最も重要で、何よりも難しいことです。

「治したい!」という気持ちをこれからも忘れることなく、戦い続けて欲しいです。

応援しています。

 

自分の話をしますと、僕は幼少期からアトピー持ちで、23歳になる現在もアトピーと共に生きています。

昔はとびひになったり、1時間かけて薬を塗ってから全身に包帯を巻いたり、夜中掻かないように布団と自分を紐で結んでもらったりしました。

そんな僕でしたが、現在はかなり改善し、一般の方のような肌になり、痒みもおさまりました。

 

いったいどうやって改善したのか?

その方法について共有していきます。

経験から語るアトピーの治し方

評価の高い皮膚科へ行く

結論から言いますと、ネットで調べて評価の高い皮膚科へ行ってください。

そして先生に言われたことを真面目に全て実践してください。

本当にこれが最善の策です。

 

僕はこれまで様々な手段を試してきました。

最寄りの皮膚科への通院はもちろんのこと、紹介状を貰ってよりレベルの高い皮膚科へ通院したこともありました。

しかし、それでも症状が改善されず、先生に対して不信感を持つようになりました。

不信感を持つようになると徐々に通院は億劫になり、薬の使用頻度を勝手に減らし、ひどくなったら薬を使い、薬が無くなったら薬を貰うためだけに病院へ行くようになりました。

 

そうした生活をしているうちに、先生への信頼はゼロに。

信じれるのは自分しかいないと考えるようになりました。

 

ネットで調べたり、人の話を聞いたりして、自分で自分に合った治療法を見つけようとしました。

漢方を服用したり、食事に気を付けたり、湯船に塩を入れて浸かったり、脱ステ(ステロイドを一切使わないで治す方法)にも挑戦しました。

しかし、どれも効果はほぼなく、脱ステした時(当時22歳)は悪化しただけでした。

一生懸命調べて実践しても、理想の肌にはなりませんでした。

 

けど、どうしても治したかったんです。

 

1日中襲ってくる痒みとの戦い。

浸出液の気持ち悪さ。

見た目の悪化。

その変化と醜さは自分がよく分かってる。

自信は喪失し、人に会いたくなくなる。

だって、どう思われるか分からないから。

家から出たくない。

家族にも会いたくない。

 

こんなことを毎日思って、ストレスを抱え続けて生きるなんて絶対に嫌でした。

しかし、自分だけではどうにもなりません。

そこでもう1度だけ皮膚科へ通院することを決心します。

 

通院を決心したわけですが、信頼できない先生や嫌いな先生のもとへ通い続けるのはストレスになりますし、以前と同じ状況になりかねません。

そこで自分はネットの評価が高い皮膚科へ通院することに決めました。

なぜなら、評価が高いということは、実績があったり先生の人柄や対応が良かったりするから高くなるのだと考えたからです。

 

そうして見つけたのが、今もお世話になっている「いとう医院」というところです。

www.itoiin.jp

医)建元 いとう医院 | 人と皮膚にうるおいを・・・

 

そして迎えた初診の日。

受診していただいた時の先生の対応やアトピーに対する知識・姿勢を見て、

「この先生を信じてみよう。」

と思いました。

 

その日以来、言われ通りに毎朝毎晩薬を塗り、飲み薬も毎日服用しました。

アトピーの方なら共感してもらえると思いますが、薬を塗るのって意外とストレスになるんですよね。

ずっとベタベタするし、塗るのに時間はかかるし、外に出るとテカテカするし。

それでも我慢して毎日続けました。

 

そして1か月が経ちました。

その頃には、僕の肌は信じられないくらい綺麗になっていました。

こんなにも綺麗な肌になったのは人生で初めてでした。

最高の気分だったのを今でも覚えています。

 

こうなれたのは、真面目に皮膚科へ通院し、先生に言われた通りの治療を行ったからであり、それは評価の高い皮膚科へ通ったことがきっかけでした。

この経験から僕は、実力のある皮膚科への通院を強くオススメします。

固い意思が必要

これが最も大切ですが、かなり軽視されやすいと感じています。

本人の「治す!」という強く固い意志が、実は1番大切です。

これは精神論ではなく、ちゃんと理由があります。

 

僕は、アトピーの治療と筋トレは似てると考えています。

 

筋トレって辛いし、めんどくさいですよね。

けど、筋トレやってる人ってその割に多いですよね。

 

なぜ彼らが筋トレしているのかというと、

「スポーツで結果を出したいから。」

「モテたいから。」

「痩せたいから。」

「健康になりたいから。」

という目標があるからだと思います。

 

つまり、

「目標の姿や未来を達成するために、今は辛いことに耐える」

っていうのが筋トレです。

そしてこれを継続できた人だけが、理想の未来へ辿りつくことができます。

 

アトピー治療も全く同じです。

まずは「絶対に治したい!」という本人の固い意志がなければ絶対に無理です。

僕もこの意思を持って皮膚科に通ったから、回復できました。

もしもこの意思が無ければ、また通院を疎かにしていただろうし、薬を塗る頻度を勝手に減らし、「回復しないのは先生が悪いからだ。」と言っていたと思います。

 

ただ、これは悲しい現実(マイナス面も隠さずに話します)ですが、「強い意思があれば絶対に完治する」というわけではありません。

 

自分は今でも保湿を欠かすことができませんし、(以前ほどひどくはないが)部分的に悪化してしまうことも時々あります。

これは筋トレも同じで、意志を持ってトレーニングさえしていれば、全員がアメリカ人のボディービルダーのような体になれるかといったら、そうではないですよね。

正直に言って、体質や生活などが原因で完治(保湿すら必要なくなる)する人は少ないと思います。

 

しかし、治そうとしなければ悪化の可能性を高めるだけです。

治そうとすれば、完治はできなくても間違いなく改善はします。

逃げずに真正面からアトピーと向き合い、戦って欲しいです。

 

小さいようで、実は大きいその1歩を踏み出せるかどうかが重要なのです。

 

では次に、僕が実践して効果があったと感じる「悪化を防ぐオススメの工夫」を紹介します。

悪化を防ぐオススメの工夫

爪は常に短くして磨く

長くなった爪は、1掻きで与える肌へのダメージを高めます。

よって、僕は常に爪を短く保っていくことをオススメします。

深爪くらいがちょうどいいです。

 

僕は、

「爪垢がたまるようになったら切る」

「手のひら側から指を見て、指の先から爪が見えたら切る」

という基準で爪を切っています。

 

また、爪を切るとどうしても凹凸ができてしまい、角ができます。

その角の部分で掻いてしまうと、これもまた肌へのダメージが大きいです。

爪を切った日は必ずやすりをして、爪がなめらかになるようにしましょう。

アルコールを控える

これは僕だけなのかわかりませんが、酔っぱらうとめちゃくちゃ痒くなります。

そして酔っぱらっているので理性を保てず掻いてしまい、翌朝になってから後悔するということがよくありました。

 

確かにお酒は美味しいし、ストレス発散になります。

しかし、本気で治したいと思っているうちは控えた方が絶対にいいです。

ボディーソープは全身につけない

汚れやすい部分や、匂いがきつくなりやすい部分のみにボディーソープをつけて洗いましょう。

それ以外の部分はシャワーだけで大丈夫です。

 

昔の自分がそうだったのですが、清潔に保とうと思って洗いすぎてしまい、逆に悪化してしまうということがありました。

洗いすぎは、保湿の為の脂や肌を守る善玉菌まで落としてしまいます。

また、肌の弱いアトピーの人にとって洗剤は刺激が強すぎるんですよね。

適当に洗うくらいが実は良かったりします。

洋服の生地にこだわる

綿100%の生地の服が僕の肌には合っています。

そのため、着る服は綿100%のものがほとんどです。

肌に直接触れるのが洋服なので、洋服の生地にはこだわった方がいいと思います。

 

また、ぴったりサイズの服は肌に密着してしまい、痒みが誘発されるので、僕はオーバーサイズのゆったりめの服を着るようにしています。

単純にそれが自分の好みでもあるので一石二鳥です。

汗をかいたら着替える

汗は痒みを誘発します。

汗をかきそうだと思ったら、着替えを持ってでかけるようにしましょう。

もし汗を流せるのであればそれがベストです。

シャワー後の保湿は忘れずにしましょう。

 

自分の掻きやすい状況や行動を把握する

自分がどんな状況や行動をしている時に掻いてしまうのかを把握し、それをできるだけ避けるようにして生活しましょう。

特に、知らず知らずのうちに掻いてしまっていることに気付くことが大切です。

意識して生活してみましょう。

長袖長ズボンを着る

直接肌を掻くよりも、服の上から掻いた方が肌へのダメージを減らすことができます。

長袖長ズボンにすることで、肌の露出面積を減らし、掻きにくくしましょう。

 

また、ひどくなったところを他人に見られるのは避けたいですよね。

長袖長ズボンだったら隠すことができるので一石二鳥です。

 

頭が痒いのであれば、通気性の良い帽子を被ることもオススメです。

とにかく徹底して行動する

ここまで真剣に記事を読んでいただき、ありがとうございます。

あなたやあなたの周りの方の症状が改善し、より快適な生活が送れることを願っていますし、本当に応援しています。

だからこそ最後に、大切だけど厳しい話を正直にさせてください。

 

間違いないのは、この記事を読んでいるだけでは症状が改善しないということです。

 

「知識」や「工夫」で現状を変えることはできません。

では、何が現状を変えてくれるのか。

答えは「行動」です。

 

向こう岸へと行くための「ボートやオール」がいわば「知識や工夫」であり、それらを使って「漕ぐこと」がいわば「行動」です。

いくらクオリティーの高いボートやオールがあっても、漕がなければ向こう岸へ渡ることはできません。

 

知識や工夫はこの記事でお伝えしました。

つまり、ボートやオールはあなたの近くにあります。

あとはそれを使って、全力で漕ぐだけです。

徹底的に行動してみてください。

必ず前へと進めるはずです。

 

あなたの人生がより一層幸せになることを祈っています。

一緒に頑張りましょう。