書きたいことを書く。

ブログで収入が増えたらラッキーだな、くらいの軽い気持ちでブログを始めた。

 

結局、日の目を見ることはなく、というか1円の収益すら上げることなく、たまに記事数を増やすだけの2年を過ごした。

 

僕には継続力や文章力、特にビジネス力(そういう単語がこの世にあるのかは知らないが)などなど足りない能力が多かったし、なにより楽しくなかった。

 

武井壮いわく「価値とは人が求める数」であるらしい。

希少性が高く、能力的に優れているモノでも、人が求めなければ価値のないモノだと言う。

 

お察しの通り、僕のブログを求めている人は1人もいない。

きっと、知り合いや友達ですら読んでいないと思う。

つまり、価値がないのだ。

「価値がない」と言いながら、今もせっせと価値のない記事を書いているのだ。

ピッカピカの泥団子でも作っている方が、幾分か有意義な気すらしてくる。

 

普通であれば、どうにかこの価値のない記事に価値を付けていこうと、改善したり努力したりするのだろうけど、僕はそれがしたくない。

というか、できない。

 

ブログを頑張るのが面倒くさいのもあるけど、書きたいように書けない窮屈さにうんざりしたのが1番の理由だ。

 

わざわざ文字に色を付けたり、サイズを変えてみたり、いかにもブログ記事に貼ってそうな著作権フリーの少しオシャンな写真をダウンロードしてみたり。

読者が興味を持ちそうなタイトルを付け、興味を持ちそうなテーマで記事を書き、興味を持ちそうな言い方で商品を広告する。

言い方は悪いが、詐欺をしている気分にすらなる。

 

ということで、詐欺も窮屈なこともしたくない僕は、書きたいことを書く。

 

誰にも読まれなくてもいい。

毎日書くわけでもない。

書きたくなったら書く。

 

本来ブログってそういうものなんじゃないの?